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「足助の寒茶」(あすけのかんちゃ)〔愛知県豊田市足助町〕 [緑茶と緑茶飲料]

紅葉の名所として知られる香嵐渓に
三州足助屋敷(足助屋敷と略すことが多い)という体験型の観光施設があります。

昭和55年(1980年)4月27日に開館した足助屋敷がある
愛知県豊田市足助町(あすけちょう)辺りで近年まで「足助の寒茶」と呼ばれる
自家用の番茶が作られていたそうです。
※中村羊一郎・著「中村羊一郎のお茶しませんか」69ページを参照しました。

中村羊一郎のお茶しませんか

中村羊一郎のお茶しませんか

  • 作者: 中村 羊一郎
  • 出版社/メーカー: 羽衣出版
  • 発売日: 2010/10
  • メディア: 単行本


「足助の寒茶」は現在、
足助屋敷が製造販売しています。

161209足助めぐり56、三州足助屋敷(足助の寒茶) (コピー).JPG
~ 「足助の寒茶」は、山に自生しているお茶の木を寒の時期に枝ごと切り出し
大樽で蒸し、天日で干して作るお茶だそうです。

161209足助めぐり55、三州足助屋敷(足助の寒茶) (コピー).JPG




さて、
12月20日に開かれた茶カフェ深緑茶房のお茶教室で
「足助の寒茶」を試飲しました。

161220深緑茶房「お茶教室」18、足助の寒茶 (コピー).JPG

161220深緑茶房「お茶教室」20、足助の寒茶 (コピー).JPG

161220深緑茶房「お茶教室」22、足助の寒茶 (コピー).JPG
~ 愛知県豊田市足助町の足助の寒茶。

なお、
足助屋敷において2017年1月29日(日曜日)に
「足助屋敷 食の学校(平成28年度版)」のプログラムの一つとして
「足助の寒茶」作り体験会が開かれます。

山でのお茶摘み、寒茶作り体験および昼食会がセットされたプログラムです。

このプログラムの詳細、申込方法などにつきましては、
足助屋敷の公式サイトをご参照ください。

♪2017年2月1日追記
 2017年1月29日(日曜日)に行われた
 三州足助屋敷 食の学校 ~ふるさと食の再発見「寒茶」~ については、
 拙ブログ「行ってきました」シリーズの記事をご覧ください。
 → こちら





番茶と庶民喫茶史 (日本歴史民俗叢書)

番茶と庶民喫茶史 (日本歴史民俗叢書)

  • 作者: 中村 羊一郎
  • 出版社/メーカー: 吉川弘文館
  • 発売日: 2015/02/24
  • メディア: 単行本



緑茶の種類(煎茶と深蒸し煎茶) [緑茶と緑茶飲料]

紅茶、烏龍茶および緑茶はいずれも、
学名がカメリア・シネンシスという
(チャ)の樹から摘んだ生葉(なまは)を加工した加工食品です。

食品表示制度のルールブック「食品表示基準」を参照すると、
緑茶の定義は次の通りです。

緑茶の定義:緑茶とは、茶葉(一部茎を含む。)を蒸熱又は釜炒り等の方法により茶葉中の酵素を失活させた後、飲食用に供せられる状態に製造したもの・・・「食品表示基準Q&A」より引用


この定義にある蒸熱とは、
「蒸気で蒸す」ことです。

三重県松阪市飯南町にある農業生産法人の有限会社深緑茶房の茶工場で撮った
蒸熱工程の写真をご覧ください(2016年6月20日撮影)。

160620深緑茶房11、送帯式蒸機(宮村鐵工所) (コピー).JPG
~ 蒸熱(蒸し)工程、生葉を蒸気で蒸すことで酸化酵素の働きを止めます。

160620深緑茶房12、蒸葉 (コピー).JPG
~ 蒸熱処理後の茶葉(蒸葉)、水分含量80%ほど。




さて、
緑茶は、
栽培方法、製造方法などにより多くの種類に分類されますが、
最もポピュラーなのは煎茶です。

公益社団法人日本茶業中央会が
2009年9月に定めた緑茶の表示基準を参照すると、
煎茶と深蒸し煎茶の定義は次の通りです。

煎茶:茶葉(自然光下で栽培し、摘採した茶葉)を蒸熱、揉捻、乾燥して製造したもの


深蒸し煎茶:煎茶と同様な製造であるが、茶葉の蒸し時間を煎茶の2倍以上の時間で製造したもの


深蒸し煎茶は、
蒸す時間が長いので形状が細かくなるために
抽出時間が短くなります。

161229茶カフェ深緑茶房②、伊勢深蒸し茶(千寿) (コピー).JPG
~ 伊勢深蒸し茶(千寿)の茶葉、茶カフェ深緑茶房で2016年12月29日撮影。

深蒸し煎茶の水色(すいしょく)は、
深緑になります。

161229茶カフェ深緑茶房④、伊勢深蒸し茶(2煎目の水色) (コピー).JPG
~ 伊勢深蒸し茶(千寿)の2煎目の水色。





中村羊一郎のお茶しませんか

中村羊一郎のお茶しませんか

  • 作者: 中村 羊一郎
  • 出版社/メーカー: 羽衣出版
  • 発売日: 2010/10
  • メディア: 単行本



名勝 玄宮園の鳳翔台(茶席)でお抹茶とお菓子で一服 〔滋賀県彦根市〕 [茶室めぐり]

12月26日(月曜日)の午前10時50分頃に、
滋賀県彦根市にある名勝 玄宮園へ行ってきました。

161226玄宮園①、東口 (コピー).JPG
~ 名勝 玄宮園の東口。

 ・ 開園時間:午前8時30分~午後5時 (年中無休)
 ・入園料 :(玄宮園単独)大人200円、(彦根城と共通)大人600円

名勝 玄宮園は、
隣接する楽々園とともに江戸時代に「槻御殿(けやきごてん)」と呼ばれた
彦根藩の下屋敷だったそうです。

現在の玄宮園は、
回遊式の庭園となっています。

161226玄宮園④、臨池閣と彦根城 (コピー).JPG
~ 池(魚躍沼)の向こう岸に臨池閣と鳳翔台(茶席)、その先に彦根城天守が見えます。

※彦根市教育委員会発行の指定文化財:解説シート「名勝 玄宮園」を参照しました。




さて、
築山にある鳳翔台(ほうしょうだい)(茶席)で、
お抹茶とお菓子をいただきました。

161226玄宮園⑧、鳳翔台 (コピー).JPG
~ 藩主が客をもてなすための宮殿だった鳳翔台。

161226玄宮園⑩、床の間 (コピー).JPG

一服500円(お抹茶・お菓子)。

161226玄宮園⑫、鳳翔台(いと重菓舗「埋れ木」) (コピー).JPG
~ お菓子は、いと重菓舗の代表銘菓「埋れ木」。




☆ 名勝 玄宮園の鳳翔台(茶席)
  (滋賀県彦根市金亀町3-40)
☆ 2016年12月26日 (月曜日)午前10時50分頃利用



              


「荒川豊蔵資料館」で豊蔵の世界vol.6~節句のうたげ~開催中 〔岐阜県可児市〕 [美濃桃山陶ミュージアム]

岐阜県可児市(かにし)の「荒川豊蔵資料館」において2017年2月26日(日曜日)まで、

豊蔵の世界vol.6 ~節句のうたげ~

が開かれています。

161223荒川豊蔵資料館⑭ (コピー).JPG

「荒川豊蔵資料館」は、
2013年3月に財団法人豊蔵資料館から「豊蔵資料館」、
土地、収蔵品などを受贈した可児市が、建物の補修工事などを行った後、
同年10月に「荒川豊蔵資料館」として再オープンしたミュージアムで、
志野と黒織部で国の重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定された
故・荒川豊蔵さんの作品やコレクションの展覧を行っています。

 ・住 所 :〒509-0234 岐阜県可児市久々利柿下入会352番地
 ・開館時間:午前10時から午後4時まで
       (11月1日~3月31日は午後3時30分まで)
 ・開館日 :毎週金・土・日曜日および祝日
       ※開館日にご注意ください。
 :アクセス:東海環状自動車道「可児御嵩IC」から県道84号線を土岐方面へ約8km
       東海環状自動車道『五斗蒔スマートIC』から県道84号線を可児方面へ約3km 




さて、
12月23日(金曜日/祭日)の午前10時10分頃に、
「荒川豊蔵資料館」へ行ってきました。

161223荒川豊蔵資料館② (コピー).JPG
~ 岐阜県道84号線(通称:五斗蒔街道)沿いにある駐車場から
坂道を「荒川豊蔵資料館」まで歩きます。

161223荒川豊蔵資料館③ (コピー).JPG

161223荒川豊蔵資料館⑥ (コピー).JPG
~ 牟田洞古窯跡の碑の裏側の階段を上ります。

161223荒川豊蔵資料館⑩ (コピー).JPG

荒川豊蔵さんの居宅、陶房などは現在、立入禁止ですが、
美濃桃山陶の聖地整備・PR事業が進められており、
2017年春に旧荒川豊蔵邸周辺が公開される予定です。

161223荒川豊蔵資料館⑪ (コピー).JPG

161223荒川豊蔵資料館⑬ (コピー).JPG

「荒川豊蔵資料館」は、
館内での撮影が禁止されていますので、
「可児郷土歴史館」に展示されている荒川豊蔵さんの作品をご覧ください。

161223可児郷土歴史館⑧、荒川豊蔵(瀬戸黒) (コピー).JPG
~ 瀬戸黒茶碗、2016年12月23日に「可児郷土歴史館」で撮影。

161223可児郷土歴史館⑩、荒川豊蔵(志野山絵茶碗) (コピー).JPG
~ 志野山絵茶碗、同上。





茶カフェ「深緑茶房」のお茶教室(2016年12月度) 〔2016年のまとめ〕 [深緑茶房]

名古屋市中村区名駅四丁目にある
茶カフェ「深緑茶房(しんりょくさぼう)」において12月20日(火曜日日)、
2016年12月度のお茶教室が開かれました。

161220深緑茶房「お茶教室」03、深緑茶房外観 (コピー).JPG
~ 茶カフェ「深緑茶房」、2013年7月10日にオープン。

茶カフェ「深緑茶房」は、
三重県松阪市飯南町にある茶農家(有限会社深緑茶房)の直営店です。

お茶教室の講師は、
有限会社深緑茶房の茶長(社長のこと)で日本茶インストラクターの松本浩さん。

12月度のお茶教室のテーマは、
「2016年のまとめ」です。




さて、
2016年最後の茶カフェ「深緑茶房」のお茶教室。

講師の松本さんから次の4つのポイントでレクチャーがありました。

1.緑茶の種類:製法(釜炒り製と蒸し製)、栽培方法(露地栽培・遮光栽培)などによる
  緑茶の種類、茶期による価格の推移。
2.緑茶の消費動向:リーフ茶の消費は減少、ペットボトル茶は増加。
3.ペットボトル茶マーケット:伊藤園がリードするペットボトル茶マーケットにおける
  抹茶入り緑茶の最新情報。
4.お茶の抽出温度と味の関係:渋味成分のカテキンは抽出温度が低いほど抽出されにくい。
  一方、旨味成分のアミノ酸(テアニン)は抽出温度による量の変化は少ない。

緑茶の種類に関連して
5種類の茶葉を実際に見比べました。

161220深緑茶房「お茶教室」05、5種類の茶葉 (コピー).JPG
~ 釜炒り茶・煎茶・深蒸し煎茶・かぶせ茶・玉露の5種類。

続いて、
「おいしいお茶の淹れ方」、松本さんがのお手本を示してくれました。

(十分に沸騰させた)お湯の温度を下げること(60~70℃)がポイント。
湯さましがない場合、急須で代用してもよいそうです。
① 十分に沸騰したお湯をポットに入れておく。
② ポットから湯さましにお湯を入れ、約30秒待つ。
③ 湯さましから各湯呑みに8分目づつお湯を入れ、湯の量を量りながら冷ましていく。

161220深緑茶房「お茶教室」08、おいしいお茶の淹れ方 (コピー).JPG

161220深緑茶房「お茶教室」09、おいしいお茶の淹れ方 (コピー).JPG

161220深緑茶房「お茶教室」12、おいしいお茶の淹れ方 (コピー).JPG

続いて、
抹茶入りペットボトル茶の飲み比べをしました。

161220深緑茶房「お茶教室」15、ペットボトル茶の飲み比べ (コピー).JPG
~ 伊藤園冬季限定「京都宇治抹茶入りお~いお茶」と伊右衛門「冬の味」。

続いて飲み比べ(抽出温度と味の関係)です。

161220深緑茶房「お茶教室」17、抽出温度による味の違い (コピー).JPG
~ 煎茶5gx抽出時間60秒、(左から)湯温50℃・70℃・90℃。

最後に珍しいお茶の試飲です。

161220深緑茶房「お茶教室」22、足助の寒茶 (コピー).JPG
~ 愛知県豊田市足助町の足助の寒茶。

足助の寒茶は、
山に自生しているお茶の木を寒の時期に枝ごと切り出し、
樽で蒸した後、天日干して作るお茶です。

161220深緑茶房「お茶教室」18、足助の寒茶 (コピー).JPG

茶カフェ「深緑茶房」のお茶教室は、
お茶と甘味のセットが付いて参加費1,500円(税込)です。

来年1月度のお茶教室は、
1月24日(火曜日)午前11時から開かれます。

茶カフェ「深緑茶房」のお茶教室についての
お問合せおよび参加申し込みは;

 茶カフェ「深緑茶房」
 電話:(052)551-3366

☆ 茶カフェ「深緑茶房」のお茶教室(2016年12月度)
 (名古屋市中村区名駅4丁目26-25メイフィス名駅ビル1階)
☆ 2016年12月20日(火曜日)午前11時10分~午後0時20分頃





九條家遺構「拾翠亭」と九條池 〔京都御苑〕 [茶室めぐり]

江戸時代に200もの宮家や公家の邸宅が立ち並ぶ町だった京都御苑は今、
国民公園としていつでも自由に出入りができます。

161201京都御苑① (コピー).JPG
~ 京都御苑の間ノ町口(地下鉄「丸太町」駅の1番出入口を出て東へ100mほど)、
2016年12月1日撮影。

この京都御苑の一角、間ノ町口を入ってすぐ右側に
九條家遺構「拾翠亭(しゅうすいてい)」があります。

161201京都御苑③、拾翠亭 (コピー).JPG
~ 九條家遺構「拾翠亭」の表門、2016年12月1日撮影。

五摂家(近衛家・九條家・鷹司家・二條家・一條家)のひとつだった
九條家の茶室として江戸時代の後期に建てられた「拾翠亭」は、
一般の参観ができます。

 ・参観日  :年末・年始を除く毎週木・金・土曜日、葵祭(5/15)、時代祭(10/22)
 ・参観時間 :午前9時30分~午後3時30分(閉門)
 ・参観料  :100円

(ここまで京都御苑の公式サイトおよび環境省の国民公園のページを参照しました。




さて、
九條家遺構「拾翠亭(しゅうすいてい)」の一般参観は、
九條池(勾玉池)周辺の工事が行われるため現在、
中止されています。

環境省のホームページを参照すると、
九條池の浚渫工事(池の土砂などを取り除く工事)が来年1月31日まで予定されており、
九條池にかかる高倉橋の通行もできなくなっています。

161201京都御苑④、九條池 (コピー).JPG
~ 九條池にかかる高倉橋から見る「拾翠亭」、2016年12月1日撮影。

九條家遺構「拾翠亭」の外観、亭内につきましては、
今年3月19日付の拙ブログ記事と写真をご参照ください。
→ こちら





茶室の名席ハンドブック

茶室の名席ハンドブック

  • 作者: 神谷 宗〓
  • 出版社/メーカー: 淡交社
  • 発売日: 2014/11/19
  • メディア: 文庫



「土岐市美濃陶磁歴史館」、企画展「美濃焼の黎明期 須恵器」開催中 〔岐阜県土岐市〕 [美濃桃山陶ミュージアム]

岐阜県土岐市にある「土岐市美濃陶磁歴史館」において
12月16日(金曜日)より、

企画展「美濃焼の黎明期 須恵器

が始まりました。

161216土岐市美濃陶磁歴史館01 (コピー).JPG

 ・会 期 :12月16日(金曜日)~2017年2月19日(日曜日)
 ・会 場 :土岐市美濃陶磁歴史館第2展示室
       (岐阜県土岐市泉町久尻1263番地)
 ・開館時間:午前10時~午後4時30分(入館は午後4時まで)
 ・入館料 :一般200円、大学生100円、高校生以下無料
 ・休館日 :月曜日、祝日の翌日(ただし12月24日、1月9日、
       2月12日は開館)、年末年始(12月26日~1月6日)

161216土岐市美濃陶磁歴史館02、第1展示室 (コピー).JPG

「土岐市美濃陶磁歴史館」第2展示室で開かれている
企画展「美濃焼の黎明期 須恵器」において
美濃焼がどのように発達したのかについてその黎明期が紹介されています。
 ・飛鳥時代-始まりの窯-
 ・奈良時代~平安時代-細々とした営み-
 ・須恵器生産の尾張-灰釉陶器へ-




さて、
「土岐市美濃陶磁歴史館」第1展示室において
常設展「美濃桃山陶」が開かれており、
同館所蔵の茶碗などが展覧されています。

161216土岐市美濃陶磁歴史館07、志野茶碗「銘 都鳥」 (コピー).JPG
~ 志野茶碗「銘 都鳥」。

161216土岐市美濃陶磁歴史館10、黒織部 (コピー).JPG
~ 黒織部茶碗。

161216土岐市美濃陶磁歴史館11、青織部向付(弥七田窯) (コピー).JPG
~ 青織部向付(弥七田窯)。

なお、
第1展示室の一角に「大鹿コレクション」も展覧されています。

161216土岐市美濃陶磁歴史館16、古田織部の消息文(神谷宗湛宛) (コピー).JPG
~ 古田織部の消息文(神谷宗湛宛)。

161216土岐市美濃陶磁歴史館20、古田織部作の茶杓 (コピー).JPG
~ 古田織部作の茶杓(武者小路千家九世好々斎仁翁宗守の書「古田織部作 好々斎(花押)」。

☆ 「土岐市美濃陶磁歴史館」
 (岐阜県土岐市泉町久尻1263番地)
☆ 2016年12月16日(金曜日)午前10時頃利用





薯蕷饅頭「京の蕪」と「初雪」(甘楽花子) [和菓子の京都]

薯蕷饅頭は、
餡玉を薯蕷生地で包み蒸し上げたお菓子です。
上用饅頭と呼ばれることもあります。

151201甘楽花子③、京の蕪 (コピー).JPG
~ 「甘楽 花子(かんらく・はなご)」さんの薯蕷饅頭「京の蕪」、2015年12月1日撮影。

包む(包餡)、蒸すという京菓子の基本的な技術に加え、
純白の生地に焼印、色使いなどによる意匠(飾り)は、
京菓子職人の技とセンスの見せ所です。

薯蕷生地に使われる主な原材料は、
やまのいも、砂糖、薯蕷粉(上用粉)です。

薯蕷という言葉は普段あまり使うことがありませんが、
薯も蕷もイモを表す漢字です。

薯蕷生地に使われるやまのいもは、
やまのいも科やまのいも属山芋種やまといも群(つくね芋とも呼ばれる)に分類される、
兵庫県北部の特産で表皮の黒い丹波芋、三重県多気町特産の表皮が白い伊勢いも、
石川県能美市と小松市の特産で伊勢いもが起源の加賀丸いもなどです。

151007伊勢いも畑② (コピー).JPG
~ 三重県多気町の伊勢いも畑(畑の紅葉)、2015年10月7日撮影。

151016伊勢いも畑⑤、親いも (コピー).JPG
~ 伊勢いも、2015年10月16日撮影。




さて、
12月1日(木曜日)に「甘楽 花子」さんを利用しました。

161201甘楽花子①、外観 (コピー).JPG
~ 地下鉄「丸太町」駅の3番出入口からすぐです。

花子さんのご主人の内藤さんは、
餡炊き(製餡)、つくね芋の皮むきからの薯蕷生地作り、
蒸し上げ、飾り付け、呈茶などすべてをお一人で行っています。

薯蕷饅頭「初雪」をいただきました。

161201甘楽花子⑤、初雪 (コピー).JPG
~ 蕎麦薯蕷の頂に白い普通の薯蕷生地が重ねられています。

菓銘を聞き(聴覚)、蕎麦薯蕷と薯蕷生地の色を見て(視覚)、
土の上に積もった初雪という景色が浮かんできます。





和菓子の意匠―京だより

和菓子の意匠―京だより

  • 作者: 井上 由理子
  • 出版社/メーカー: 京都新聞企画事業
  • 発売日: 2010/12
  • メディア: 単行本



土岐市美濃陶磁歴史館 特別展「美濃陶祖伝-信長の朱印状と桃山陶-」 [美濃桃山陶ミュージアム]

12月11日(日曜日)の午後1時55分頃に、
美濃陶祖碑が建つ榎公園(岐阜県土岐市泉町泉町大富273-1)へ行ってきました。

161211美濃陶祖碑①(榎公園) (コピー).JPG
~ 美濃陶祖碑が建立されたのは昭和26年のことです。

161211美濃陶祖碑③(榎公園) (コピー).JPG
~ 美濃陶祖碑の後ろの建物は土岐商工会議所です。




さて、
美濃陶祖碑を見た後、
土岐市美濃陶磁歴史館を訪ねました。

161211土岐市美濃陶磁歴史館② (コピー).JPG

この日は、
10月8日から始まった

特別展「美濃陶祖伝-信長の朱印状と桃山陶-

の最終日でした。

この特別展の展示ガイドを参照すると、
「陶祖」は陶磁器産地に窯業を伝え広めた人で、
美濃においては明治時代から昭和初期にかけて
各地で陶祖が定められたそうです。

161211美濃陶祖碑④(榎公園) (コピー).JPG
~ 榎公園にある美濃陶祖碑。

なお、
土岐市美濃陶磁歴史館において12月16日(金曜日)から

企画展「美濃焼の黎明期-須恵器-

が始まります。

161211土岐市美濃陶磁歴史館③、次の企画展のチラシ (コピー).JPG

 ・会 場 :土岐市美濃陶磁歴史館(岐阜県土岐市泉町久尻1263番地)
 ・開館時間:午前10時~午後4時30分(入館は午後4時まで)
 ・入館料 :一般200円、大学生100円、高校生以下無料
 ・休館日 :月曜日、祝日の翌日(ただし12月24日、1月9日、2月12日は開館)

☆ 土岐市美濃陶磁歴史館
  (岐阜県土岐市泉町久尻1263番地)
☆ 2016年12月11日(日曜日)午後2時20分頃利用





「旧家と和菓子の足助めぐり2016年初冬(和菓子・お茶編)」 〔愛知県豊田市足助町〕 [足助の古い町並み(愛知県豊田市足助町)]

12月9日(金曜日)に
臨地勉強会「旧家と和菓子の足助めぐり2016年初冬」を
紅葉の名所として知られる香嵐渓(こうらんけい)がある
愛知県豊田市足助町(あすけちょう)において行いました。

足助(あすけ)は、
尾張・三河から信州へ向かう伊那街道の中継地点にある商業で栄えた町で、
平成23年(2011年)6月に愛知県で初めて重要伝統的建造物保存地区に選定されました。

161209足助めぐり23、萬屋田口家と妻入家屋 (コピー).JPG
~ 萬屋田口家と連続する妻入家屋。

「足助町並み散策ナビ」(発行:豊田市教育委員会文化財課足助分室)を参照すると、
安永4年(1775年)の大火で町並みのほとんどが消失したそうですが、
大火直後から町は再建され江戸後期から明治末期に建てられた建物が今も、
数多く残っています。

161209足助めぐり21、旧鈴木家住宅(保存工事中) (コピー).JPG
~ 足助川の対岸から見る保存修理工事中の国指定重要文化財「旧鈴木家住宅」。




さて、
足助の町並みにある和菓子屋さんは次の4軒です。

1.御菓子司 風外(足助町新町7)
2.足助両口屋(足助町本町16)
3.かゑで本舗 加東家(足助町本町4-5)
4.日月もなか總本舗 川村屋本店(足助町田町22)

161209足助めぐり09、風外 (コピー).JPG
~ 御菓子司 風外。代表銘菓は「風外虎餅」。

161209足助めぐり14、足助両口屋 (コピー).JPG
~ 足助両口屋、代表銘菓は干し柿の中に栗きんとんを詰めた「中馬柿(ちゅうまがき)」。

161209足助めぐり41、加東家 (コピー).JPG
~ かゑで本舗 加東家。

161209足助めぐり43、川村屋本店 (コピー).JPG
~ 日月もなか總本舗 川村屋本店、代表銘菓は「日月もなか(にちげつ・もなか)」。

161209足助めぐり44、川村屋本店 (コピー).JPG

「日月もなか」は、
瀬戸市の川村屋(川村屋賀栄)で修行した初代が
足助土産として大正初期に創製した和菓子だそうです。

香嵐渓の土産物店では買うことができない、
注文を受けてから餡詰めする大納言小豆を使った
本店限定の「大納言日月もなか」があります。

161209足助めぐり46、川村屋本店(日月もなか) (コピー).JPG
~ 店内で喫食可、番茶の無料サービスがあります。

和菓子屋さんではありませんが、
「カネ三茶舗」(足助町田町23-1)で
和菓子付きのお抹茶をいただくことができます。

161209足助めぐり47、カネ三茶舗 (コピー).JPG

161209足助めぐり48カネ三茶舗 (コピー).JPG

161209足助めぐり49、カネ三茶舗(お抹茶) (コピー).JPG

お茶といえば足助には、
古くから伝わる「足助寒茶」があります。

「足助寒茶」は、
三州足助屋敷が製造販売しています。

161209足助めぐり56、三州足助屋敷(足助の寒茶) (コピー).JPG
~ 寒茶とは、山に自生しているお茶の木を寒の時期に枝ごと切り出し
大樽で蒸し、天日で干して作るお茶です。

161209足助めぐり55、三州足助屋敷(足助の寒茶) (コピー).JPG

「足助寒茶」を作る来年1月に、
「足助寒茶」に関連したイベントが企画されています。

旧家編はブログ「行ってきました」シリーズに記事を載せています。→ こちら






歴史と文化の町並み事典―重要伝統的建造物群保存地区全109

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  • 出版社/メーカー: 中央公論美術出版
  • 発売日: 2015/08
  • メディア: 単行本